≪7月2日セミナーレポート≫企業支援のこれからを知る、創造と実践のダブルセミナー 「クリエイティブ活用編」

今年度のOITA CREATIVE CROSSING最初のイベントである「企業支援のこれからを知る、創造と実践のダブルセミナー 「クリエイティブ活用編」が開催されました。
お一人目のゲスト登壇者の田中 英臣氏は、6月末に鯖江商工会議所を退職されたばかりのお忙しい中、お時間を作って福井県からお越しいただきました。
テーマは、「支援機関は創造のハブになれるか?」
~SABAE で始まった、地域とクリエイティブの新しい関係~

福井県鯖江市は、眼鏡・漆器・繊維という三大産業を擁する「ものづくりのまち」として知られています。田中氏は、こうした地場産業の魅力を再発見し、広く発信するために、支援機関が“創造のハブ”として果たせる役割についてお話しいただきました。
セミナーでは、デザイン思考を取り入れた支援策や、バーチャル上で産地の魅力を伝えるオンラインプラットフォーム「Virtual Mall J」など、先進的な取り組みが紹介されました。地域の工房や職人と消費者をつなぎ、新たな購買体験やものづくりとの出会いを創出するこの試みは、まさに地方創生の最前線とも言えます。
さらに、XR(拡張現実)デバイスの活用や、国内外の展示会出展によるブランディング強化、将来的には商談マッチングや人材育成・教育分野への展開など、多角的な展望も共有されました。
地域資源とクリエイティブの交差点から生まれる可能性に、多くの参加者が刺激を受けたセッションとなりました。

お二人目のゲスト登壇者は、株式会社HAA 代表取締役 池田 佳乃子氏にご登壇いただきました。
講演テーマは「ミッションに基づいたブランド設計とプロダクト作り」

現代社会の忙しない日常に「深呼吸」を届けることをミッションに掲げるHAA。このミッションは、SNSに代表される情報過多な現代において、多くの人が「余白」を失い、心身ともに休まる時間が少ない現状への課題意識から生まれました。
HAAの代表を務める池田佳乃子氏は、自身が激務の中で呼吸が浅くなっていることを指摘され、その後、別府での二拠点生活において湯治を取り入れることでその状況が改善した経験。この原体験が、HAAの「日常に、深呼吸を届ける」というミッションの根幹となっています。
6月末がHAAの本決算という事で、7月から第5期がスタートしたばかりのタイミングでのご登壇でした。講演では、様々なリアルな数字など、オフレコトークも多く、ここではあまり内容が書けないのが残念ですが、外部のクリエイターと積極的に連携していて、クリエイティブ、マーケティング、経営など、役割を明確に分けているところが印象的でした。参加者からの質問にも丁寧かつオープンに答えていただき、とても盛り上がったセミナーとなりました。

セミナー後は、参加者同士の交流もかねて、グループ毎のミニワークショップを開催。
参加者アンケートでは、
「初めて聞く・学ぶお話ばかりで、参考になりました。お客様へのご提案に活かしたいと思います。」「支援機関がハブになるというのにすごく共感した。支援機関が中心となって地域を繋ぐことが改めて大切だなと思った。」「とても学びになったので、この後のイベントすべて参加します!」
などなど、有意義な学びの時間になったことが感じられました。
次回のセミナーは、7月11日となります!
支援機関の方、クリエイターの方、ご興味ある方はぜひご参加ください!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5lK1O7RJ8N_FXDYE4RrMW5Z_I_sbD6Z1ahUMliEkZqV_noQ/viewform

事業者の方、クリエイターの方は、下記のイベントにどうぞ!
クリエイターへの委託費について、独自の補助金のサポートもございます。詳しくはイベントでご説明しますので、ご興味がある方は、ぜひご参加いただけたらと思います。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5lK1O7RJ8N_FXDYE4RrMW5Z_I_sbD6Z1ahUMliEkZqV_noQ/viewform
