OITA CREATIVE CROSSING(大分クリエイティブクロッシング)

2025.7.22

【7月11日イベントレポート】【後編】地域経済の活性化に向けたクリエイティブの役割:企業支援の新たな視点

2025年7月11日「OITA CREATIVE CROSSING 2025セミナー」レポートの後編では、本イベントで実施されたワークショップの成果、および大分県による今後の支援体制について記述します。

1. ワークショップにおける学びの言語化

セミナー後に行われた「クロスワークショップ」では、支援機関関係者、クリエイター、事業者の三者が、講演内容を自身の業務にどのように活用できるかを検討しました。

参加者からは、以下の点について具体的な意見が出されました。

  • 伴走支援の在り方:支援者が代行するのではなく、質問を通じて経営者の気づきを促すコーチング的手法の有効性が確認されました。
  • 情報の活用:プレスリリースの戦略的な運用や、既存の資源を再発見するための視点について、各組織の立場で活発な共有が行われました。
  • 組織の自走:支援先の自立を促すためには、何でも代行するのではなく、経営者が自ら計画を立てられるよう導く姿勢が必要であるとの認識が共有されました。

3. 大分県による継続的な支援体制

イベントの最後には、大分県から今後の具体的な施策が提示されました。

  • 新価値創造支援補助金:県内中小企業がクリエイターと協働して付加価値を高める事業に対し、経費の一部を補助する制度です。
  • 深掘りワークショップとマッチング:経営者思考やクリエイティブ思考を深めるためのワークショップを順次開催し、企業とクリエイターの適切な出会いをサポートします。

本イベントを通じて、VUCA(先行きが不透明)な時代における課題解決のキーワードとして、クリエイティブな視点がいかに寄与するかが示されました。この事業では、大分県内に存在する約44,000社の企業に対し、支援機関がハブとなり、クリエイターの想像力や共感を繋いでいくことで、地域経済のさらなる活性化を目指していきます。